初の海外現代戯曲の演出作品『ロッテルダム』
盛況のうち無事に全2公演を終えることができました!
作家/翻訳家/俳優/スタッフ/運営、ひとり残らず素晴らしいメンバーでした。
今回の出会いを、これからも大切にしたいです。
リーディングの演出は、今回で2回目。
多くの気づきと学びがありました。
何名かのお客様から「映画を観てるようだった」という感想をいただいたのが印象的でした。
運河(ト書き役)以外の4人全員に正面を向いて演技してもらった事で、戯曲のセリフや登場人物の心情がダイレクトに客席へ伝わり、それぞれのセリフごとに観客自身が「カット割り」するかのように反応してくださったのだと思います。
動かないこと・写実的な表現をしないことによって、俳優の演技も変化し、観客へ伝わる情報量も激減します。
しかしその分、観客が何を切り取るかという自由度が上がり、結果的に多様な解釈が可能になってくるのだと思いました。
リーディングの演出・海外の現代戯曲の演出、今後も挑戦したいです・・・!
集中して見守ってくださった観客の皆さまにお礼申し上げます。
そして素晴らしい俳優5名に心からの大きな拍手をおくります。
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戯曲を通して世界と出会う
「ワールド・シアター・ラボ2023」
リーディング公演/日本初訳初演
『ロッテルダム』
作:ジョン・ブリテン
訳:一川華
演出:EMMA(豊永純子)
出演:小黒沙耶
椎木美月
日向みお
荻野祐輔
稲葉歓喜
日時:2月16日(木)19:00
2月18日(土)14:00
会場:上野ストアハウス(JR上野駅入谷口から徒歩5分)
料金:2,000円(U25 1,000円)